素人フィリピーナ編 ジャピーノ・ストーリー

No4.貧困生活しているある貧しい素人フィリピーナとの出会い。 宿泊を決めていた彼女

2017/04/14

先回からの続きからいこう。

 

夕方6時頃に彼女は、
おどおどと恥ずかしそうにジャピーノの家に来た。

 

貧困生活している彼女にすれば、
ジャピーノが住むマカティーまでの交通費さえも捻出が難しいはずである。

 

バスとジプニーを乗り継ぎ、片道150ペソ(当時約300円)のコストだ。

 

彼女の日当の半分である。

 

その金額は彼女の家族にとってどれくらいの影響を与えるのだろうか。

 

貧困生活をしているフィリピーナの気持ちを
根底から知ることができないのは先進国で生まれたサガである。

 

そんなことを考えながら、
交通費の話題に触れないジャピーノである。

 

彼女も何も要求してこない。

 

もちろん、帰るときに、往復分の交通費を渡すつもりである。

 

一旦、フィリピーナが純粋と分析できれば、
そこまでジャピーノは非道ではない。

 

逆にこちらを騙そうとしているフィリピーナには、
1銭たりともお金を使わない。

 

彼女が到着した時間帯は、ジャピーノが料理を作り、
食べ終わる頃には遅い時間になる。

 

今夜は、「泊まり」だと勝手に決め付けるジャピーノ。

 

成就するイメージも頭の中にはインプットされている。

 

心をウキウキさせながら、軽い会話して、食事の支度をする。

 

「手伝おうか」と気を使ってくれるが、大丈夫と返答。

 

料理は、パスタである。

 

彼女の好物の一つであり、
ジャピーノが唯一作れる3種類の中の一つだ。

 

仮に彼女がジャピーノの作れない他の食べ物が好きであっても
ジャピーノは、レシピを見てでも言い訳をしながら作るが。(笑)

 

夜8時頃に完成し、食事を始める。

 

食事を終え、ビールを飲み始める。

 

彼女がビール好きなことは最初の出会いでリサーチ済みである。

 

もちろん、今夜は酔わすことが目的だ。

 

時間は夜10時になる。

 

彼女に聞きたくはないが、何時頃、帰るか聞かなければ、
お楽しみの時間が計画できない。

 

気合を入れ、聞いてみると、

 

なんと!

 

宿泊するという。

 

 

更に2日間、休みを取ったというのだ。

 

なんと大胆な。

 

そして、貧困生活をしているフィリピーナにとって、
2日間の休みを取ることは、死活問題になるのではないか、
と勘ぐるジャピーノなのだ。

と、同時に、

 

「このフィリピーナは本当に純粋なのか?」

と疑ってしまう側面もある。

 

しかし、一方では成就を自負するジャピーノ。

 

そうと決まれば、時間に焦ることもない。

 

 

しかし、
彼女にとって、「宿泊する」とは、
かなりの決断だったことだろう。

 

まぁ、気にせず、
ムード作りに集中しながら彼女を酔わせていく。

 

シナリオ通りだ。

 

ムードも頂点に達したところ、ジャピーノは仕掛けた。

 

 

つづく。。。。。

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