レディーボーイ

No8.フィリピーナ? フィリピーノ? ジャピーノの失態話 レディーボーイ

2017/04/15

さて、先回の続きからいこう。

 

まずい食事を無理やり口に入れ、少し残して終了。

 

そのフィリピーナ?は、片付けもテキパキとする。

 

その動作も100%女性である。

 

しかし、相変わらず、疑念を払拭できない。

 

計測カウンターがGOサインを出さないのだ。

 

そんな状況でイチかバチの賭けに出るほど、
勇気あるジャピーノではない。

 

そして、はっきりしないまま、そのフィリピーナ?と
合体しないことを決断したジャピーノである。

 

そうと決まれば、
そのフィリピーナ?を追い返すことを考えなければならない。

 

 

そのフィリピーナは、片付けが終わると、

「マッサージをしてあげる」

と誘ってくる。

 

 

レディーボーイであれば、魂胆はわかっている。

 

マッサージをしながら、そっちのムードへ運ぶのだ。

 

早く、追い返す口実を発言しなければならない。

 

どのようにして、追い返すか。

 

 

ジャピーノの頭の中には、まだ少し、
万が一女性であった場合、無碍に追い返し、
傷つけ本当に女性であった場合、次回がないと迷っている。

 

なぜなら、
今回のこのフィリピーナ?は、
レディーボーイかどうか聞けないぐらい
女性そのものだからだ。

 

しかし、勿体無さを残しながら既に追い返す決断は下している。

 

 

少し勇気をだし、
マッサージ誘惑の断り文句として、

「昨日、したから必要ない」

と答える。

 

それでも、しつこくマッサージを押し付けてくる。

 

またもや、YES、NOの押し問答が始まる。

 

そんなやり取りを15分ぐらいしていると、
タイミングよく知り合いから電話がかかってきた。

 

外出の誘いである。

 

これを利用するしかない!

 

電話を切り、「今から外出しなければならない」と伝える。

 

流石にこれはブーイングである。

 

ブーブー文句を言いながら、
なかなか帰ろうとしない。

 

慰めながら、傷つけないように明日穴埋めをすると約束して、
ようやく合意に至った。

 

勿論、フィリピーナかフィリピーノか、
はっきりしなければ会いはしない。

 

帰り際、そのフィリピーナ?はジャピーノに抱き着き、

「see you tomorrow」

と笑顔で帰っていった。

 

抱き着かれた瞬間、胸の感触にまたもや、
ニヤ( ̄∀ ̄)っとしてしまった
情けないジャピーノであった。

 

次の日、朝一でそのフィリピーナ?から、メールが入る。

 

会う時間の確認だ。

 

それを無視して、
単刀直入にレディーボーイかどうか聞く。

 

メールは、こんなとき便利である。

 

そのフィリピーナ?は、
レディーボーイではなく、トランスだと言い替える。

 

トランスとは、transferの略で、転換、移転という意味だ。

 

つまり、心は女だから体も女にしたと云う言い訳なのだ。

 

ここで、彼との交渉は終止符を打った。

 

それから1週間ほど、しつこく誘いのメッセージはあったが、
断りの返信のみ。

 

無視せず返信するところが
まだまだ優しいお茶目なジャピーノなのだ。

 

まぁ、こんな事件が、先月、ジャピーノに起こったのだ。

 

しかし、今回のレディーボーイは、なかなかの強敵であった。

 

このジャピーノに気配を気付かせない見事なオーラ。

 

まさしく北斗琉拳の使い手だ。

 

皆の諸君、出会い系サイトには、
他流派がたくさんいることを認識し、
挑むことだ。

 

 

つづく。。。

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