ハーフの熟女フィリピーナを誘惑した哀れな男
2018/09/23
皆の諸君、元気かな?
ようやく重い腰を上げて、続きであるハーフ熟女 のフィリピーナ編を更新する。
かなり期間が経過しているため、本シリーズの最初からを読み直し、
続きを読むといいだろう。
シリーズ1
「出会い系サイトで知り合ったハーフの熟女フィリピーナの誕生日会に誘われ予想だにしない初体験の連続」
シリーズ2
「ハーフの熟女フィリピーナの誕生日会に参加したフィリピーナのゲイ達に興味あることを聞いてみた結果?」
さて、前回までの話では、ようやく、彼女の誕生会が終焉し、
彼女のコンドーミニアムまで送ることになったジャピーノであった。
ここからが本編だ。
店を出ると、彼女は少しヨレヨレである。
すかさず、ジャピーノは、彼女の腰に手をかけ支え、
体を密着させる。
彼女の嫌がる様子はない。
そして、彼女の歩調に合わせ、ゆっくりと歩く。
既にジャピーノの頭の中は、
「今から、行けるか?!」
「バランガイキャプテンとの1発!」
と、行政機関に従事しているフィリピーナと
初となるであろう経験に興奮気味だ。
その興奮を抑え、1分ぐらい歩いていると、
黒いランドクルーザー系の車が、
1メートルぐらい離れた距離でジャピーノ達の横に付けてきたのだ。
車の窓ガラスは、黒いスモークが貼ってあるため、
外からでは誰なのか確認できない。
そして、こちらの歩くペースに合わせて、その車も進行するのだ。
すると、助手席の窓が開き、中を見ると男が一人。
男は、こちらに向かって何か言っている。
タガログ語で少し距離も離れていたため、
聞き取れなかったが、ジャピーノは、流れ的に、
さっき、お店で一緒に飲んでいた8人の中の1人が、
気を使って、マンションまで送ってくれる、
と、言っているのかなぁ、と思っていた。
彼女も聞き取れない様子だ。
とりあえず、ジャピーノは、彼に
「it’s ok」
「thank you」
と、返答する。
引き続き、歩いていると、また、
その車が、近寄って来た。
なんだか、少し様子がおかしい。
どうも、さっき一緒に飲んでいた8人の一人ではないようだ。
彼女に、
「知り合い?」
と聞くと、
「知らない」
である。
この時点で、ジャピーノも彼女もその男が誰なのか見当も付かず、
彼がなぜ、車を横付けしながら付いてくるのか意図が分からない。
そして、彼女のマンションのエリア近くまで来たとき、
相変わらず、その男も車で付いてきて、窓ガラスを開けた状態で、
こちらに向かって何かを言っている。
無視したまま彼女のマンションの敷地内に入る前のセキュリティーへ
到着する頃、事件は起きたのだ。
なんとあろうことか、その男は、
彼女へ車に乗るように手でジェスチャーをしたのだ。
その瞬間、彼女は一気に酔いが覚めた様子でブチ切れた。
「oxoxx‼xxolopmekngxxxxxxx!!!!」
と、タガログ語と英語でその男に激怒。
訳すと、
「私に車に乗れと言ってんの?!」
「売春婦だと思ってんの?!!」
といった感じだ。
しかし、それにも関わらず、その男は、
その通りだと言わんばかりに、彼女を誘う。
完全に切れてしまった彼女は、
履いているハイヒールを片方脱ぎ、
彼の車の後方座席の窓ガラスへおもいっきり、投げつけた。
「ガッコン!!」
と、少しヒビが割れる鈍い音がする。
彼は、急いで車を発進させその場を離れた。
しかしながら、通常、男と女が肩寄せ合いながら歩いていれば、
どこからどう見てもカップルと判断するはずである。
その男も、ジャピーノが彼女を支えながら歩いている
ことは目の当たりにしているのだ。
それも夜中の3時すぎである。
誰が見てもカップルと認識するはずだ。
にも関わらず、そんなことお構いなしの態度で
彼女を誘ったのだ。
よほど、頭がおかしいのか、
アル中か、または薬中のどれかしかない。
もしくは、ふと、ジャピーノの頭に、
もしかしたら、彼女はやりマンでそれが噂になって広まっていて、
それを知ったその男が彼女を誘ったのか 、
というネガティブな見方もある。
何はともあれ、その男の言動に危険を感じることはないが、
常識を遥かに超えるその男の言動に、
ジャピーノの頭は、思考停止のような錯覚に陥り、
逆に冷静になっている状態だ。
しかしながら、フィリピンに10年以上住んでいるが、
こんな体験をしたのは初めてである。
改めて、
「フィリピンでは、こんな非常識なことが起きるのか」
と、感じたジャピーノ。
彼女といえば、変わらず怒りモードで気が収まらない。
彼女を落ち着かせながら歩いていると、
その男は、懲りずに、また戻ってきたのだ。
彼女は、すかさず、携帯を取り出し彼の車を録画する。
そして、再び、シャウト!
「xoxx‼‼‼xxolopmekngxxxxxxx!!!!」
その男は去っていった。
更に彼女の怒りモードは上昇し、収拾がつかない状態だ。
お酒が入っていることもそれに輪をかけるているだろう。
なかなか落ち着かない彼女。
ジャピーノは内心、
(これからお楽しみという時に、余計な邪魔が入りやがって)
と、事態のことなど、そっちのけ。
今からでも彼女を落ち着かせ、
一発できないかと、頭はそっちに集中しているのだ。
平和主義であるジャピーノは、ひたすら彼女を落ち着かせる。
怒りが収まらない彼女は、その場で、自身のコネクションを使い、
警察へ連絡。
その男を侮辱罪か何かで逮捕してもらうような会話をしている。
ちなみに数日後、彼女へあの男はどうなったか尋ねたところ、
訴えなかったが、二度と運転できないように運転免許を剥奪させた。
と、リベンジを果たしたようだ。
それにしても哀れな男である。
本当に免許を剥奪されたかどうか定かではないが、
彼女の逆鱗に触れたことは事実であり、
誘う相手を間違っていたのは言うまでもない。
警察に連絡した後、少し落ち着いたようで、
引き続き彼女のマンションへ向かう。
セキュリティーを通り、彼女のマンションビルの1階入り口へ
到着すると、なんとあろうことか、
彼女は、
「グラブタクシーを呼ぼうか?」
と、ジャピーノに帰宅を促したのだ。
(えー! ここまで来て、そのオチ?!)
あ~、やはり、そうなのね。
彼女は、ビジネスウーマンでお金持ち、
そしてバランガイキャプテンなのだ。
即座に彼女の部屋まで行く起死回生の言葉も見つからない。
仮に、その場しのぎの言葉を使って彼女の部屋へ行こうとすれば、
下心を見透かされるだろうと瞬時に判断したジャピーノの頭は、
言わば、あきらめ状態。
とかく、そう簡単には、いかないものである。
心中がっくりしながら、
「そうだね、呼んで」
と、悲しさを隠しながら、答えるジャピーノ。
5分ほどするとグラブタクシーが到着した。
別れ際、彼女にハグをして頬にキスをする。
彼女は、
「家に着いたら、メッセージしてね」
と、冷静さを取り戻している様子だ。
グラブタクシーに乗り込みサヨナラである。
時間は3時半。
道中、哀愁が漂うジャピーノなのだ。
しかし、帰宅後、予想だにしない展開となるのだが、
この時のジャピーノには、知る由もない。
つづく。。。