フィリピンの特徴の一つ就職活動。
2017/04/14
最近、またまた面倒くさがり屋さんのジャピーノである。
今回は、フィリピンの特徴の一つ、
就職活動について伝えよう。
一般にフィリピーナ(男性も含め)が
企業へ就職活動をする場合、色々な弊害がある。
まず、就職活動は、
採用倍率も高く手続きに費用と時間がかかる。
以前にも伝えたが、フィリピンは学歴社会である。
これが主なフィリピン社会の特徴だ。
義務教育卒業だけでは、
良い会社に就職することは難しい。
申し込みをしても義務教育卒業だけであれば
履歴書を見ただけで弾かれる。
運良く履歴書がパスしても
トーナメント式のような面接が待ち受けている。
会社は何回も面接をして採用者を絞っていく。
揃える書類も履歴書だけではないのだ。
フィリピンには犯罪履歴書というものがあり、
過去に犯罪歴があるかないかを証明する書類だ。
これを取得し、就職希望先へ提出しなければならない。
これもフィリピンならではの特徴である。
そして、
この犯罪履歴書を取得するにはお金がかかるのだ。
とにかく企業に就職しようとすると、
手続きや交通費などで5千円~1万円ほどかかってします。
これは、貧困層のフィリピーナにとっては大金なのだ。
しかし、フィリピンパブや他の風俗店で働く場合は、
面接と履歴書ぐらいだ。
年齢制限があるフィリピンパブもあるが、
基本的に誰でも申し込めば働くことは可能。
フィリピンパブの窓口は広いが、
働いてからが競争社会である。
フィリピンの経済は毎年発展しているが、
まだまだ就職難である。
過去からそんな状況であるため、
多くのフィリピン人が海外へ出稼ぎに行く。
この出稼ぎに行くための手続きにも時間と費用がかかる。
フィリピンは、出稼ぎ労働者を派遣するエージェントが多く存在する。
そのエージェントを通して、
ビザの申請や働く会社を斡旋している。
エージェントは、斡旋料や手数料を徴収する。
エージェントや出稼ぎ国によっては
事前にこの費用を用意しなければならない。
よって、貧困層にとっては、
働きたくとも現状維持で一杯一杯の家庭が多く存在するのだ。
これがフィリピンの就職に関する特徴の一つである。
つづく。。。